交通事故予防

ラオスでは経済発展の中で自動車利用が拡大し、その過程で交通事故件数、死傷者数が増加しています。JAGREでは交通事故の削減に向けて、「システム開発」の活動で蓄積した交通事故データをもとに、交通事故発生原因に関する分析を行います。分析をふまえて、交通事故が起こりやすい場所の特定と対策の提示、ドライバーへの交通安全講習、スピードの出し過ぎや飲酒運転等の規制、ヘルメットやシートベルト装着の義務化に向けた法律改正支援の活動を行う予定です。

交通安全の啓発活動


ヘルメットやシートベルトの装着、飲酒時の運転やスピードの出し過ぎの防止について、研修やキャンペーンのための資料を作成します。この資料を使い、高校や大学でセミナーを実施し、ショッピングセンターの協力を得て、一般市民向けの交通安全啓発イベントを実施する予定です。イベントでは、事故後の状況をよく知っている救急隊や病院スタッフが主体となって取り組む計画です。

運転規制の検討


警察や政府と共に、事故が多発する場所でどのような事故原因があるのか(沿道施設からの飛び出し、見通しの悪い交差点、スピードの出し過ぎ等)検証します。そして、危険な場所の特定、道路構造の改良、注意を促す情報板の設置など、実施可能な対策を検討します。これらの検討会を通し、法的整備や罰則規定強化などの対策に向けた指針作りをサポートしていく計画です。